オフィスの防災を考えよう

職場などで行われる「防災訓練」「避難訓練」は、オフィスビル全体で行われることもあり、非常階段を大勢で上り下りしたりと骨の折れることもありますが、いざという災害時には訓練の経験の有無が、皆さんの避難を大きく左右するとも言われております。さらには、オフィス内の壁のオブジェや額縁などが、落下して避難経路を邪魔するようなことはありませんか。避難経路となる非常口付近に、商品が詰め込まれた段ボールが積み上げられておりませんでしょうか。日常生活のなかでは、なんの障害ともならないものが、いざという災害時に皆さんの避難の足を引っ張ることになってしまうケースもあるようです。防災訓練の前後は、お互いに気を引き締めて避難経路の確保などを積極的に行う様子がみられても、心のちょっとした油断が万が一の避難経路の障害となってしまうこともあるようですので、定期的に防災チェックを行う担当者をあらかじめ決めておくことが大切なポイントともなってくるようです。都心のオフィスでは、被災から数多くの帰宅難民などが発生するとも言われておりますが、個人のロッカーなどに非常食や避難の際にも歩きやすいスニーカーなどを常備しておくことも良いでしょう。